2014年2月11日火曜日

M@STERPIECEのためにBlu-ray Audio環境を試してみたよ

謎の七面鳥です。一応Pでございます。
…非っ常にファン寄りのPですが。

さてさてアニマスの劇場版が公開されて3週間目に入りました。
関連CDも出るしSSAのライブも近いですしで、Pの皆様は予習復習に忙しいことかと。

そんな中でその関連CD、具体的には主題歌「M@STERPIECE」のシングルやサントラCDで
今回は不思議なバリエーションがありますね。

Blu-ray Audio。なんですかコレは?

その辺について少し触れていきたいと思います。


0.そもそもBlu-ray Audio ってなによ

ただの映像BDです。
なので普段BDを見ている環境で再生することができます。
メニュー画面があったり、その画面のまま音声が流れたりするので、注意書きとして
古い機種では対応できない場合がある、というのが出ますが、まぁ大概は大丈夫では
ないかと。


1.オーディオとして楽しみたいんだけど

すでにサラウンド環境を構築されている場合は、それをそのままお使いになるのが
最も早道です。AVアンプがある場合は、それをピュアオーディオ向けに設定すれば
よいかと思います。

単にプレーヤとTVを直結されている場合、またオーディオ的にご自身が納得いってない
環境の場合は、ヘッドフォンアンプ兼用もしくは単体のハイレゾDACを導入されるのが
早いかと思われます。

※これを機にBDプレーヤを本格的なピュアオーディオ環境に組み込みたい場合は、
 当エントリでは役不足ですので、ご了承ください。

※Panasonic BZT9600 http://panasonic.jp/diga/blu-ray/bzt9600/ などをお買い求めください。

で、具体的には規格上 24bit、192kHz PCM というのを手掛かりに、これに対応したDACが
あれば再生できます。ただしDolbyフォーマットにはAVアンプでないと対応していないと
思われますので、機器の設定はご注意ください。


2.具体的にどうすんよ

下記のような機器・ケーブルをご用意ください。

・BDプレーヤ
・デジタルケーブル(光/同軸)
・DAC
・アナログ音声ケーブル
・アンプ/ヘッドフォンアンプ
・スピーカーケーブル
・スピーカ

すでに一部/全部をお持ちの場合は、お使いの環境に合わせてセッティングしてください。


私は下記の構成になりました。

・BDプレーヤ         : Panasonic BZT800

・デジタル光ケーブル    : audio-technica オプティカルデジタルケーブル [ATSDP2000/1.3]

・ヘッドフォンアンプ兼DAC :

・ヘッドフォン          : audio-technica ATH-W1000

軽く解説しますと、光デジタルケーブルでピュアオーディオというのは個人的にはやや偏見が
ありましたが、石英ケーブルなら精度が高く使用に耐えうるかと思い選びました。
※BZT800の音声出力は アナログRCA/光デジタル/HDMI のみ

正直奢りすぎの印象はありますが、今回はM@STERPIECEを聞くために入手しました。
※5千~1万辺りの価格帯のまともな光ケーブルがkakaku.comに無かったというのもありますが

ラトックの24192はその名の通り24bit、192kHzに対応したUSB DAC兼ヘッドフォンアンプです。
M@STERPIECEの24bit,48kHzに対しては奢ってますし、同系列の2496でも十分なのですが
今回はこちらを選びました。
※本当は192kHz収録だと思い込んでいたが勘違いでした


3.聞いたのかよ

はい。
聞き込みが足らないのですが、それでも概ね満足できました。

最初に注意ですが、DACがAVアンプでない場合、DolbySurroundをに対応していませんので
その設定をして音声を出すと、全く別のデジタル信号がDACに行ってしまいDACなどを損傷
しかねません。最悪あなたの鼓膜が破れます。なのでDolbySurroundを選ぶ場合はよく注意して
やってください。

面白かったのは、今までBDプレーヤの音声設定がおざなり過ぎたということですね。
今回聴くにあたって、プレーヤ側の補正は全部切りました。映像を見てる分には馴染むのですが
オーディオ…というか、まず「THE IDOLM@STER」を聞いて微妙に「ん?」「一応こうだけど微妙に
違うよね」と思いながら設定をまさぐっていくと「あぁこれこれ」「こうだろう!」という手ごたえを
感じられて、あーオーディオやってるという気分に浸れますw。

THE IDOLM@STER に違和感を感じなくなるまでここで徹底的にいじりこむのが大切ですね。

プレーヤーのダウンミックス機能をオンにしておけば、Linear PCM 5.1ch も聞けます。
劇場版をご覧になったなら、M@STERPIECE が一番わかりやすいと思いますが、5.1ch の方が
劇場の印象に近く聞こえます。クラップがわかりやすいので、ライブの参考にもなるでしょうね。

ただ、ボリュームや音の厚みなどの面で専業アンプを挟みたいところですが、これは今後の
課題でしょう。

また、本格的にやるなら電源や設置環境の見直しなどが入るかと思います。
その辺はご自身で追い込んでみてください。


4.結局どうよ

DAC1個あればなんとかなるんだ、というのが感想ですかね。当然といえば当然だけど。
最近は小さくてもそこそこ安価でもコストパフォーマンスのいい機器が増えたので、場所に
困ることが少なくなったのが助かりますね。

実際24192はかなり小型なので、テレビのそばに置いておくにも適しています。
ヘッドフォン用のアンプとしてかなり高性能だと思うので、オススメします。


取り急ぎですが、こんなところで。
プロデューサーさんにもそうでない方にも参考になれば幸いです。